2026年3月31日、2025年度の締めくくりの日に1年間の事業報告会をオンラインで開催しました。
参加していただいたみなさまには、心からお礼申し上げます。
今回の報告会では、
1年を通して実施した事業、その利用者数など、例年お伝えしていることだけでなく、たねとしずくが大切にしている活動の基盤である「こどもの声を聞く」活動実践報告をさせていただきました。
多様なニーズに応える3つの居場所
①ことばの庭(ひとり親・困窮家庭の不登校のおこさん/日中の学びと体験)
②放課後スペース(主に中高生/夕方の余暇とリラックス、学習、食事)
③児童育成支援拠点(西宮市委託事業/家庭養育に困難を抱える家庭の小学生〜高校生/放課後の生活と相談)
たねとしずくは、こどもを孤立させないための伴走支援のひとつとして、目的の異なる3つの居場所を運営しています。
それらの場所では、単に話を聞くのではなく、安全な関係性の中で、こども自身も気づいていない感情や考えを丁寧に受け止める仕組みを構築しています。
「声」を聞き漏らさないための仕組み
・無理に聞き出さず、「待つ」姿勢
朝のカード、ブックトーク、雑談などとともに、言葉以外の表現も大事にしています。
・3者を守る「9つの約束」
身体接触の禁止や公平な対応など、こども・スタッフ・団体を守る行動規範を徹底しています。
・チームで目線を合わせる共有体制
特定のスタッフが抱え込まず、日々の記録共有を通して多角的にこどもを見守ります。
報告会では、同じスタッフが目的の異なる3つの居場所で関わることへの大変さや課題などへの質問があり、現場スタッフがそれぞれの場所でどのように対応を変えているかを答えました。
それぞれの居場所の目的をはっきりさせ、共有することで、スタッフは関わり方や距離感を変化させています。
昨年度は年間のべ1950人が居場所を利用しました。
今年度も3つの居場所の事業を継続し、より多くのこどもたちにとって安心して過ごせる場、信頼できる大人との出会いを提供できるよう努めて参ります。
その他、訪問支援、食糧支援、他団体との協働などにも取り組みます。
引き続き、活動を応援していただけると幸いです。

