このたび、NPO法人こどもサポートステーション・たねとしずくは、独立行政法人福祉医療機構(WAM)が実施する「令和7年度(補正予算)WAM助成」に申請し、採択されました。
令和7年度(補正予算)WAM助成について
物価高騰の影響を受け、より一層困難な状況にある生活困窮家庭のこども等に対する支援活動を実施する民間団体の取組みを支援することを目的としています。
▶︎令和7年度(補正予算)WAM助成採択団体一覧
https://www.wam.go.jp/hp/r7wamhosei_naitei
事業の目的
事業名:生活困窮家庭の10台支援「食と居場所の地域モデル構築」
経済困窮や不登校等により、地域から孤立しやすい中高生を中心としたこども・若者およびその家族に対し、
「食」を媒介にして、地域連携型の支援体制を構築することを目的としています。
取り組む3つの柱
①パントリーを通じた困窮家庭の困難の早期把握と支援体制の形成
・当団体による月1回のパントリーを実施する。
・現在協力いただいている2団体に加え、協力団体を増やして計5箇所での食料配布を実施する。
・食支援を入口に、相談支援・居場所支援等につなぐ。
・協力団体への支援者育成研修を実施し、「子どもの権利」や「セーフガーディング」について学ぶ。
②生活困窮家庭の中高生への食支援と学習支援の一体的実施
・週2回10代応援食堂を実施する。
・食事提供を入口に安心できる関係を構築し、心身の状態や家庭状況に応じて必要な支援につなぐ。
・困窮家庭の中高生対象に学習支援を実施する。
③スタッフ・ボランティア募集・育成の継続的な取り組み
・こども達が安心して通え、ニーズに応じた学習支援を実施するために、スタッフ・ボランティアを確保し、研修を実施する。
・他団体の視察研修を通して、スタッフの質を高めていく。
事業実施の背景
当団体のパントリー利用者31人を対象に実施したアンケートでは、約半数の家庭でこどもの行き渋りが見られました。こうしたこども・若者は、友人関係や信頼できる大人、学びや支援資源とつながる機会が乏しく、孤立が深刻化しやすい傾向にあります。
また、当団体の不登校のこどもの居場所ならびに中高生の居場所で実施したアンケートでは、
「知らない人とも話せるようになった(10人)」
「趣味や好きなことを話せる仲間ができた(9人)」
「学校に行けるようになった(3人)」
「おなかがすくことがなくなった(4人)」
など、孤独感の軽減や生活面の改善が見られました。
このように、居場所の必要性は明らかですが、市内にはひとり親家庭が2000世帯以上存在し、当団体のみでは十分な支援は届けられません。そのため、こども達の生活圏である地域に支援者・団体を増やすこと、支援者同士がつながり協力することが、孤立したこども・若者の安定した支援に不可欠です。
これからの1年に向けて
当団体がこれまでに培ってきた地域団体との協働のノウハウと関係性を活かし、パントリーを軸に他団体と協働し、生活困窮家庭のこども・若者が孤立しない支援体制を強化していきます。
当団体は、「こどもがこどもらしくいられる社会」をめざす多くの支援者のみなさまからのご寄付によって、活動が支えられています。こども達が安心できる大人に出会い、尊重される中でこどもらしい時間を過ごせるよう、活動を応援していただけると嬉しいです。

