このたび、NPO法人こどもサポートステーション・たねとしずくは、公益財団法人日本フィランソロピック財団が実施する、第5回「ソーシャル・グッド基金」の助成先団体に選出されました。
ソーシャル・グッド基金とは
次世代にマイナスの影響を及ぼす「格差」の解消に向き合い、子どもや若者が希望を持って成長し、社会人として自立できる力を伸ばす機会と環境を提供する活動への支援を目的に設立された基金です。
▶︎ソーシャル・グッド基金について(助成先一覧)
https://np-foundation.or.jp/information/000358.html
事業の概要
事業名:思春期のメンタルヘルス不調を地域で早期に防ぐ安心支援事業
当団体が運営する「放課後スペース」(毎週火・水曜 15:00-20:00開館)において、以下の事業を実施します。
①体験プログラムの実施
誰でも参加できる楽しい体験型プログラムを定期実施(アート・音楽・ケア)し、日常的な場で体験活動を通しセルフケアの方法を知り、自己肯定感の回復につなげます。
②「ひといきタイム」の実施
特別な相談の場ではなく、日常の延長として、少し立ち止まって話せる機会を設けます。月に1回、心理士が在室し、必要時は行政・医療・学校へ橋渡しをします。深刻化する前に、自然と支援につながることを目指します。
③ナチュラルな関わり
雑談、食事の配膳、宿題を横で見守る時間など、その日の変化を丁寧にキャッチします。会話のスキマに現れる小さなSOSに気づきます。
事業実施の背景
近年、思春期は精神不調の発症率と自死リスクが高くなっており、オーバードーズやリストカット、自死に至る10代が増加しています。
さらに西宮市の10代の自死率は兵庫県平均の約2倍という状況にあり、思春期のこころの不調への対応は喫緊の課題となっています。
当市には中高生が継続的に利用できる公的な居場所がほとんどなく、「学校に行けない子」「家庭がしんどい子」ほど支援の狭間に置かれています。
10代のこども達が「相談に行く」ハードルは高いが、当団体の居場所では、自然な関わりの中で利用者から相談され解決に至ったケースや、虐待を発見し、児童相談所などの公的機関につなげたケースがあります。
本事業を実施することで、公助(行政)と自助(家族)の間を埋める「第三の安全網」として、地域から心の危機を防ぐ仕組みづくりに取り組んでまいります。
これからの1年に向けて
今回の助成を受け、「相談には行かない子でも来られる場所」 を入口に、心の回復と早期支援につながる居場所作りに励んでまいります。
当団体は、「こどもがこどもらしくいられる社会」をめざす多くの支援者のみなさまからのご寄付によって、活動が支えられています。こども達が安心できる大人に出会い、尊重される中でこどもらしい時間を過ごせるよう、活動を応援してくださる仲間になってください。

