寄付

Story 1

たねとしずくの活動は、ひとり親家庭の訪問支援から始まりました。

心身に不調を抱え、経済的に困窮するなど、

困難を複数抱えるご家庭もありました。

訪問に行くと、親も子もスタッフも、

ふっと笑う瞬間があります。

お母さんが笑うと、こどもも嬉しい。

こどもが笑うと、お母さんもほっとできる。

「助けてと言っていいと気づいた」

家事や育児をひとりで抱えていた親ごさんが、

助けを求めらるようになり、

こども達は地域に知っている大人が増えます。

Story 2

こども達が自分の意志で来たい時に来られる場所を。

そんな願いからたねとしずくライブラリーは始まりました。

ひとりで過ごしてもいい、本を読んでもいい、

ゲームをしてもいい、誰かと話してもいい、

過ごし方を自分で決められる場所で、

こども達は安心な時間を過ごします。

ひとりで過ごしている子に、

最初スタッフは無理に話しかけず、

静かに見守ります。

そしてそれぞれのペースで、

スタッフや年齢の近い子と

話すようになります。

ある日、本棚の「はじめての哲学」

シリーズ絵本を見つけたAさん。

「愛すること」を手にとって

スタッフとページをめくりながら

話し始めました。

「これって愛なのかな」

「愛することっていろんなかたちがあるのかな」

本のある場所だからこそ、言葉になることや、

誰かとのやりとりが生まれることがあります。