2025年度は、大和証券グループのNPO組織基盤助成 ボランティア推進プログラムの助成先に選出され、ボランティアがより良い形で参画できる体制や仕組みを構築する取り組みを行いました。
これまでにも、たねとしずくの活動では、こどもたちが居場所に親しみを感じられるよう、学生や若手のボランティア・スタッフに積極的に関わってもらい、ナナメの関係を築いてきました。
一方で、関わり方には、一定の責任を伴う有償スタッフとボランティアがあり、
ボランティアに対して
「どのように関わってもらうのが良いのか」
「どこまでを担ってもらうのか」
といった点が十分に整理・共有できていない課題がありました。
また、ボランティアが活動に何を求め、どのような目的やモチベーションを持って参加しているのかについても、
明確に把握できないまま受け入れを行ってきた側面がありました。
こうした中、2025年度は以下の目的を掲げてボランティア事業を実施しました。
①ボランティアの増員と活躍の促進
②ボランティア受け入れ態勢の強化・整備
③ボランティアとのコミュニケーションを増やす
具体的には、
ニーズ調査と分析
を実施し、学生の参加目的や意欲、ニーズなどを調査するところからはじめました。
(調査について詳しくはこちらをご覧ください。プレスリリースをダウンロードできます。)
その後、調査から見えてきた学生の高い参加意欲と参加のハードルを分析し、
サポート体制の整備につなげていきました。
「知識やスキルがないと感じる」
「自分にできるか不安」
といった心理的な不安に対して
「こども支援者のための連続講座」
「子どもの権利条約に関する研修」
「ABA(応用行動分析)「
「TIC(トラウマインフォームドケア)」
「児童心理」
「リスク管理」
などの研修の機会を設け、
「活動内容や役割がよくわからない」
「活動中に相談できる人がいるか不安」
といった受け入れ側の説明やサポート体制への不安に対して
説明会の実施(甲南大学のプロジェクトへの参加、ろくたんじ夏祭りの説明会など)
広報物の作成(ボランティアブック・写真)
交流会の実施(3回)

などをとおして不安を解消できる環境を整えていきました。

1年の取り組みを終え、昨年度の新規ボランティア登録者数は8人、現時点での全ボランティア登録者数は15人になりました。
長期で活動してくれているボランティアも多いのですが、今後はさらに
ボランティアがより自分らしく、主体的・継続的に活動に参加してくれるようになる
ことを目指して、体制を整えていきます。
ボランティアが安心して活動できる場を作ることで、
こどもを取り巻く様々な課題に問題意識を持ち、主体的に取り組む人を地域に増やしていくと同時に、
こどもたちがこどもらしく過ごせる環境を地域で実現していくことを目指します。

