NPO法人こどもサポートステーション・たねとしずくが運営する「たねとしずくライブラリー」は、
みなさまからのあたたかいご支援により、本日1周年を迎えることができました。
子どもの権利を基軸に、こども達の尊厳が守られる場所を模索し続けている1年です。
大人に言われたからではなく、こども達の来たいという意志で来ることができ、
静かにひとりで過ごすことも、誰かと話すこともできる場所です。
1階はキッチンと大きなテーブルがあります。
おしゃべりしたり、ボードゲームで遊んだり、ギターを弾いたりもできます。
スタッフと料理や庭仕事や手仕事一緒にすることもあります。
2階は中高生以上の学習室と休憩スペースがあります。
ひとりで勉強することも、わからないところをユースワーカーに教えてもらうこともできます。
ソファーで漫画や本を読んだり、イヤホンをしてスマホを見ているこども達の姿もあります。
夜は10代応援食堂として、中高生以上は誰でも無料でごはんを食べることができます。
ライブラリーですから、たくさんの本が室内のいたるところに置いてあります。
現在52名の一箱本棚サポーターさんが、マンスリーサポーターになって本棚を借り、本を貸し出してくださっています。
ライブラリーができる前、関心をもってくださった方と「こどもにとっていい本」ってなんだろう、と考る時間をもちました。
それぞれに本を紹介しあい、自身がこどもの時に読んで影響を受けた本を紹介する人もいれば
大人になってから出会い、もっとはやくに出会いたかったと思った本を選ぶ方もいました。
「とにかく、大人がすすめる本は嫌がられるよね」という結論に笑い合ったりもしました。
なので、ライブラリーでは大人が本を読むことを強く押しつけることはありません。
時々、ブックトークや、テーマを決めて本を選ぶなどのこどもが本を手に取るしかけを作ることもありますが、
普段は静かに本に囲まれ、本が周りにある環境の中で過ごします。
読んでいる人を見かけることも、感想のPOPが目に入ることもあると思います。
そんな中でそれぞれに本との出会いがあると嬉しいと思っています。
この1年多くの方のご支援によって、活動を継続できました。
今後もこども達に本のある安心な場所を提供できるように、ご支援いただけたら嬉しいです。
8/31までを1周年記念の寄付月間としています。
https://syncable.biz/associate/Taneshizu
また、ライブラリ―で利用したいおもちゃ類をご寄付いただけますと大変助かります。こども達からのリクエストを反映しています。みなさまからプレゼントいただけるととても喜びます。こちらをクリックしてAmazonにジャンプしてください。
通常のAmazonでの購入と同じように商品を選んでいただくと、ライブラリ―に届きます。その際、どなたからのご寄付がわかりませんので、送っていただきましたらメールをいただけると幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
NPO法人こどもサポートステーション事務局